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イムミール師帰国へ

【メトラ教認知活動を断念か】

リルバーン帝国の大学から招聘を受け、
エルテの文化や宗教学について
教鞭を執っていたイムミール高等伝承師が、
昨夜遅くエルテメルカーンに帰国していたことが分った。
イムミール師はロスト・アルテミスの後も帝国内に留まり、
休講となった講義の代わりにメトラ教の礼拝堂を開放し、
エルテメルカーンから輸送された物資の配給等を監督していたが、
エルテ宮廷からの指示により従者10名等と急遽帰国の途についた模様。

◆本紙の取材に対し、アルスイール報道官は次の様に述べた。

『ロスト・アルテミス後の世界は疲弊しきっており、
それは我が国とて同じことである。
今後のエルテ国内の復興計画を立てるにあたり、
ゼノビア首長御自らが、首長を幼き頃より導いてこられた
偉大な師範イムミールのご教授を仰ぎたいと切に希望されたため、
この度の帰国と相成った。
幸いにして、イムミール師はリルバーン帝国より正式な招聘依頼を受けて
かの地へ赴いていた訳では無いため、この度の師の帰国は
報道社各位が詮索されるような政治問題とは無縁のものである。
イムミール師は、リルバーン帝国において、
かの国の要望には十分応えたであろうし、
首長も師がその任を全うしたと判断した為、ご帰国を願われたのだ。
彼の国が望むなら、新たに伝承師を派遣することも可能ではあるが・・・
その必要もないであろう。
以上。』b0114888_122154.jpg

写真:いつにもまして皮肉めいた発表を行うアルスイール報道官。

宗教政治評論家によると、ゼノビア首長は以前より
帝国はイムミール師を
宗教勢力を分散させる為の緩衝材として利用しているとの見解を示しており、
師を帰国させるように長老院へも度々要求されていたという。
首長の圧力を受けた長老院はようやく国土復興の為という口実を得て
師の帰国に漕ぎつけた模様。
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by ursa-maior | 2008-03-24 01:36

対ヤード情勢他

【ヤード政府強硬姿勢崩さず】

▼アルスイール王宮報道官は10日、ヤード政府と交渉が続けられていたテロ容疑者の処刑延期と身柄引き渡しについて、交渉は難航しており事実上断念する方針を明らかにした。
また報道官はヤード国内で収監されていると目されていたIMZのアブドラ・カッシャーニ被告がエルテメルカーン国内のサギー遊牧自由区内に潜伏しているとの有力情報を入手したことも明らかにした。
▼カッシャーニ被告は故ズジャメ首長の曾孫にあたり、
家柄・知性・容貌の全てを備えていることから国民に絶大な人気を誇る。王宮はメトラ以外の偶像崇拝を厳しく禁じているが、ヤード政府との交渉にあっさりと幕が降ろされた背景には、英雄的な原理主義者のカッシャーニ被告の生存情報を得たことで、王宮にとっての最大の損失が免れたことによるとの見方が強い。ヤード政府は近日中にもエルテ人容疑者6名の処刑を実施する見通し。尚、ヤード政府はエルテ人死刑囚6名の遺骸返還要求には応じている。


【各地でエルテ人の迫害続く】b0114888_19315031.jpg

▼ヤード国内でエルテ人の礼拝所がヤード人と思わしき男らに襲撃を受けたことに続いて、各地でエルテ人に対する暴行・脅迫・嫌がらせ等が相次いでおり、共産圏諸国ではエルテ人排斥を叫ぶ大規模なデモも行われた。現時点では一連の迫害によるエルテ人の死者は確認されていないが、礼拝所の被害は大きく、メトラの教えを表す装飾壁や細密画は修復不可能なまでに破壊されており、国内の美術史家は被害総額は算出できない程に甚大だと嘆息する。
▼エルテ人にとっての礼拝所とは母なるメトラの胎内を意味し、これを破壊されることへの怒りは計り知れない。王宮は各地の礼拝所に、国交のある雲龍・オルテンシア経由で修復費用を送金すると発表しているが、最新の首長声明を鑑みるに、この費用は実際には自警団の武装資金に充てられると予想される。b0114888_19322488.jpg




写真は自警団の決起集会の様子


【エルテメルカーン人が悔恨】

▼ヤード政府は処刑の日を前にして、エルテ人容疑者がテロに対する悔恨の弁を口にしていると発表。これは本紙が以前報じたヤード政府による容疑者の非人道的な扱い、所謂【拷問】についての国際的批判をかわす狙いがあると見られる。
本紙が取材した限り、ヤード政府が≪取り調べ中にあった不幸な事故≫により死亡したとするエルテ人の診断書には拷問を伺わせる診断結果の記載が認められ、
また取り調べ中に死亡したエルテ人については、既に埋葬済みとして遺骸返還リストからは削除されている。
国内ではヤード政府の発表に不信感を抱く声が大きく、エルテ人容疑者ががメトラの意思を打ち捨て悔恨を口にしたとの政府発表にも、敬虔なエルテ人の信仰を軽視した非常なる侮辱だとする声が多く聞かれた。

【ゼノビア首長ヤード政府との会談を希望】

▼ゼノビア首長はアーシャム長老を伴い、近日中にもヤード政府と会談を行う予定であり、この会談の内容如何で今後の対ヤ情勢が決定付けられる見通し。
会談で最大の焦点となるのは信仰の自由であり、
ヤード国内におけるメトラ教コミュニティの保護と、婚姻によりエルテ国籍を得たヤード人のメトラ教入信の自由(※)等をヤード政府に要求する方針。
※メトラ教はエルテメルカーン人固有の民族宗教であり、
 外国人が入信する為にはエルテ人と婚姻関係を結ぶ必要がある。



【エルテメルカーンSISA脱退の意向】
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▼エイラム・サルーク外務大臣は10日エルテメルカーンが近い将来SISAを脱退する見通しであることを発表した。
脱退の理由は明らかにされていないが、エルテメルカーンが君主制国家としての色合いを強める昨今、SISA同盟各国との足並みに違和感が生じた結果であろうと専門家は分析する。
今後王宮は新たな同盟関係の構築に向けて各国との交渉に入る予定であり、ヤード政府との関係悪化が懸案事項である現在、逸早い軍事同盟を結ぶことが急務とされる。
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by ursa-maior | 2007-08-10 19:48