パロン教徒の暴挙 


◆在矢連邦メトラ礼拝所襲撃される パロン教徒の犯行◆

以下、ヤ連邦パヴェーダ・ズヴィズダー通信社の報道
【矢連邦アルケン・ゴニエ社会主義共和国首都にてパロンシュレイヒ系信者十数名が銃器で武装しメトラ教の崇拝所を襲撃、十八名の重軽傷者をだし、これに対する報復にメトラ教過激派グループ、ヤード人系居住地を迫撃砲で砲撃。事態を重く見た共和国指導部は治安維持のため内務人民委員部国内軍が緊急出動、二百名以上の暴徒を拘束すると同時にメトラ教徒過激派グループが潜伏していると思われる施設八箇所を戦闘ヘリにより空爆した。】

▼この報を受け、シンドリ・アルスイール王宮報道官は緊急記者会見を開き、第一声に、
『パロンシュレイヒ教徒は、神を讃える声を増やさんが為に罪を犯し、血を流すのか。彼らの神は罪なき人の血を欲するか。』と怒りを露にした。

▽過日、エルテ・ヤード間にはアナニエフ党第一書記の宗教否定発言を発端とした、メトラ原理主義団体によるテロが発生し、その事後処理が長引くという苦い経験をした宮廷は、両国の感情がようやく沈静化した矢先の今回の事件。度重なる宗教問題に、ヤードがメトラ教をひいては宗教そのものを一切拒絶する可能性もあり、パロンシュレイヒ教徒の暴挙は天に唾する如しとの声が宮廷内では多く聞かれた。

▽エルテの急進的かつ積極的な宗教活動に、パロンシュレイヒが危機感を募らせている証拠ではないかとの質問に対し、アルスイール報道官は、
『メトラ教は他国において現地人の改宗を促す行為は一切行っていない。※確かに高等伝承師の派遣はメトラの教えを世界に広く伝えることになった。しかしその教えの道を進まんと歩むのは、一人一人の心身の運動である。その明白な真理を前にして、何故パロンシュレイヒは暴挙に出たのか。哀れな。パロンシュレイヒが布教活動を進めるなかで、メトラ教徒はかつてこのような暴挙に出たことがあったであろうか?』と答え、パロンシュレイヒ教徒の理念に疑問を呈した。

※記者注:高等伝承師の派遣に伴い、各国で誤解が生じているようだが、
【外国籍の者が正式なメトラ教徒となるにはエルテ人との婚姻関係が必須条件である。】

▽またアルスイール報道官はヤード連邦に急遽、調査団を派遣することを決定したと述べ、調査団は現地にて事件発生の詳細、礼拝所の被害状況、メトラ教徒の負傷者数を調査し、その結果次第では教皇領へ非難声明を提出することも視野に入れているとした。
▽また、メトラ教徒の過激派が報復行動としてヤード人系居住区を砲撃した件に関しては事実確認の後、ヤード連邦政府に相応の誠意ある対応を行うと述べた。
現在、調査団長としてアーシャム長老の名が挙がっており、長老は先のヤード・エルテ会談での取り決め、主にヤード連邦内でのメトラ教信仰の自由と、メトラ教徒の保護を再確認する為、既存宗教に愛想を尽かしつつあるアナニエフ党第一書記と再度会談を行う予定。
▽宮廷としてはこれ以上ヤード連邦との古傷を広げるわけにはいかず、パロンシュレイヒ教への今後の対応に、本腰をいれて協議していくと思われる。
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by ursa-maior | 2007-10-23 01:12 | 報道
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