号外:ヤードでテロ発生


【ティモシェンコ農地管理人民委員が死亡】

▽パヴェーダ・ズヴィズダー通信が伝えるところによると、
23日未明にヤード連邦保養地である、赤旗人民大衆共同保養地でテロが発生。
200名にも上る死傷者が出た模様。また、アナニエフ党第一書記は負傷、ティモシェンコ農地管理人民委員が被害を受け、搬送先の病院で死亡したとも報じられている。現地では外国人と思われる不審な男が十数人目撃されているとし、テロとの関連性を疑われている。尚、アナニエフ党第一書記は搬送先の病院にて会見を開き、テロルに屈することは無いとした上で、宗教否定発言については間違いは無かったと再び強調した。

▽アナニエフ党第一書記を狙った犯行か。
今回のテロはアナニエフ党第一書記を狙った可能性が強いとの見方が有力である。アナニエフ党第一書記は先日の定例記者会見の際、SISA各国の宗教を否定する発言を行い、強い批判を受けていた。我が国の原理主義的思想団体からも暗殺声明が出された為、ゼノビア首長は『暗殺を未然に阻止し、犯行グループの特定に最大限の努力をする。』と述べ、国内での監視体制が強化された最中のテロであり、国内左派団体からは『首長はアナニエフ暗殺を事実上容認していたのではないか。』との批判が相次いだ。

【首長臨時会見】
『私ゼノビアは、この度のヤード国内で発生したテロに強い憤りを覚えると共に、命を落とされたティモシェンコ農地管理人民委員を始めとするヤードゴニエ国民の皆様に哀悼の意を捧げます。我々エルテメルカーンはメトラの采配の下にあり、生殺与奪の一切の権利は唯メトラのみの権能であります。このマグナ・メトラ教における最大にして最小の教えこそ、最も尊ばれるべきものであることは重々ご承知のことと思います。負傷されたアナニエフ党第一書記に対しては我が国の原理主義団体から暗殺予告も出されており、今回のテロとの関連性は現在調査中でありますが、敬虔なるエルテメルカーン国にメトラの威を借る愚者の存在しないことを私は信じています。』


【アルスイール王宮報道官質疑応答】
b0114888_013961.jpg『アナニエフ党第一書記に対する暗殺声明が出されてから、国内の監視体制強化を実施するまでに時間がかかりましたが、一国家の要人への対応としてはずいぶんと不手際が目立ったのではないでしょうか?』
―――――不手際等では無い。国連加盟後に初めて起こった事態であり、対応に追われていた。誠実な対応に、だ。

『穏健派と目されているアーシャム長老も、アナニエフ氏の宗教批判発言に対しては過激な言葉を返されていました。このことが、国内原理主義者を煽動したのでは?そしてそれはまたアーシャム長老の意図的なものであった可能性もあるのではないか?』
―――――発言は慎重に行うように。我が国のテロ組織による犯行だと決定してはいない。しかしながら、可能性はある。だから現在調査している。いいですか、これはとても繊細な問題です。アーシャム長老に関する質問は、長老ご自身からのお答を待ちたまえ。

『ヤードの報復行動を懸念しているか?』
―――――首長はこの度のテロに対して誠実な態度で臨んでいる。少なくとも国家レベルでの報復行動については、我が国は何ら懸念を抱いていない。しかし、国内の監視体制はしばらく続くことになるだろう。

『暗殺声明を発表した原理主義団体は特定できたのか』
―――――調査に影響が出るため、お答えすることは出来ない。


【緊迫する対ヤード情勢】
▽国家の要人が死亡するという惨事を巻き起こしたテロの影響から、我が国に対するヤードの国民感情の悪化は必至である。本紙特派員記者の取材によると、地元市民らの間ではエルテメルカーン特有の民族衣装を纏った不審な男が、テロの前後に度々目撃されたとの噂が流れており、我が国で先日発表されたアナニエフ党第一書記への暗殺声明の衝撃が冷めやらぬ中、ヤード国民の受けた動揺は大きい。
▽アナニエフ党第一書記の暗殺予告への対応に目立った動きが無かった王宮だが、テロの発生後はゼノビア首長による逸早い臨時会見が行われた。国際政治に詳しい専門家は、首長の臨時会見は一見するとヤードに対しての発信という体裁だが、その発言内容は寧ろ国内原理主義者に対して自重を求めるものであり、ゼノビア首長自身今回のテロがエルテメルカーン国民による犯行であるのかどうかを把握し切れておらず、混乱しているのではないか。との見方を示した。また、第3国が暗殺声明に便乗したテロという可能性もあるとし、何れにしろ、国民は報復テロに最大限警戒する必要があると述べた。
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by ursa-maior | 2007-07-24 00:34 | 報道
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